典座(てんぞ)
2010-12-10


仏教の禅宗では「食事を作ること、食べること」も大事な修行だそうだ。その食事を作る修行僧のことを典座と言うらしい。宗教らしいこじつけだな、と思っていたが、そうでもない。
小田原にある黄檗宗のお寺で精進料理を頂いたことがある。肉類を使わずによくもこれほど多様な食事がつくれるものだと驚かされた。精進料理の材料を寺の畑で自家栽培している様子をテレビ番組で見たことがある。野菜の皮まで捨てることなく端々まで利用しているのを見て感心させられた。栽培、調理、食事がすべて無駄なく繋がり完結している。
12月のこの頃になると、朝6時にはまだ日が昇っていない。肌寒く暗い中、朝食と弁当を作っているとつい面倒になる。そんな時、「食事は、作ることも食べることも、生きるための修行のようなものだ」と呟くと、否定的な気分が一新され、頂いた命をありがたく頂かねば、となる。

天候:晴れ 気温:2℃−13℃
作業時間:10:00−13:30
ペンキ塗り
2×4材に2回の重ね塗りをするだけで今日の作業は終わりにする。1回目のペンキが乾くのを待つ間に畑を見回る。カメラを忘れたことに気づく。
春、夏に比べると変化が少なく、注意を引くものは見当たらない。それでもカメラは忘れるべきでなかった。

ショウガのジャムを作る
ショウガの蜂蜜漬けをジンジャーエールや生姜湯で楽しんだ残りでジャムを作ってみた。
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生姜の蜂蜜漬けには新ショウガ、蜂蜜の他にクローブ、シナモン・スティック、赤唐辛子、グラニュー糖が入っている。赤唐辛子を入れたままではジャムとして辛くなりすぎるようなので、取り除く。シナモン・スティックの量も半分にしてみた。赤唐辛子はもっと早い時期に取り除いておいた方がよかったかもしれない。トウガラシのとがった風味が気になった。ラム酒を加え、フードプロセッサーで粒がなくなるまですり潰す。
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すり潰した材料を鍋に入れ火を通し、熱いうちに容器に移す。冷めたら冷凍庫で保存。
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これでカビの心配がない。糖分が多いので冷凍庫に入れても凍らない。
味見をしてみると、案の定、トウガラシの辛味と匂いが気になる。しばらく寝かせれば癖が取れて味が丸くなるかもしれないが、あまりお奨めできる味とは思えない。残ったショウガやトウガラシは料理の薬味として使った方がよさそうだ。
[近況報告]

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